衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第13巻より
2020年(令和2年)11月14日 ベストグループ甲信越一日研修 ②
戦争を経験した当時の親は、体と命は別物だということを知っていたのです。しかし、今の方は「体が命」と言う人が多いと思います。肉体はいずれ消滅しますが、しかし命は永遠で不滅で不死なる存在なのです。
人間は、生まれたら必ず死にます。人生は短いのです。あなた方は、自分も死ぬことを考えたことがありますか。私の妹は、肺炎で二歳の時に亡くなりました。私の孫は、たった十歳で亡くなりました。父は七十四歳で亡くなりました。育ての母は九十三歳で亡くなりました。
ですから、若くて亡くなる方もいるし、寿命で亡くなる方もいるし、事故や病気で亡くなる方もいます。私はいつも「死」を考えて生きてきたから、人生を大事にして生きてきたのです。
命が肉体から離れることを「死亡」と言います。人間は死んだら、肉体は土くれに戻ります。体は食べ物、つまり六大栄養素でできているのです。多くの方は、その肉体を生かしている存在は食べ物と思っています。しかし、命があるから生きているのです。命は目には見えないのです。あなた方は命について考えたことがありますか。
何のために人間として生まれたのかを、考えたことがありますか。ただ働くだけで生きているのでしょうか。食べるために働いているのですか。食べるためだけに働くならば、人間は動物と変わらないではないですか。私は、人間は何のために生まれたのだろうかと、よく考えたものです。
「運命」や「運気」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「運気」というのは心次第です。良い心になると運が良くなり、悪い心になると運が悪くなるのです。だから、心次第で運が良くなったり、悪くなったりするのです。ネガティブ、否定的、批判的な人と付き合ったら、人生はあっという間に悪くなるのです。
だから、昔から「付き合う人によって人生が決まる」と言われませんでしたか。「晃弘、付き合う人によって人生が決まるんやで。良い人と付き合ったら良い人生を歩むけれど、悪い人と付き合ったら悪い人生を歩むんやで」と教えられたものです。悪い人とは、嘘をついたり、人の悪口を言ったり、批判する人のことです。それを誹謗中傷と言うのです。今、そのような人が増えてきたのです。
しかし運命は「命が運ぶ」と書きます。ですから、命の存在を信じたら、運は永遠に良くなるのです。運命の良い人と運命の悪い人があります。命の存在を否定する方は、運命に見放されて、苦しみの人生を歩むかもしれません。生まれながらに良き運命を持った方は、命の存在を信じているかもしれません。
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