1. ベストグループ京滋奈ブロック会員ホームページ > 
  2. ベストグループ見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」一覧ページ > 
  3. 2018年(平成30年)11月11日 ベストグループ北関東見聞会 ①

ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より

2018年(平成30年)11月11日 ベストグループ北関東見聞会 ①

今、地球温暖化の影響で、だんだんと気温が高くなっています。その自然を壊しているのは人間です。人間は自分の人生を壊し、周りも壊しているのです。そして今、人間は地球をも破壊しようとしています。

本来、人間は本当に素晴らしい能力を持っているのですが、能力の使い方を間違って、愚かなことをやっている方が多いのです。しかも、その能力が間違っていることを知っていて、人間は愚かなことをするのです。

人間は弱い生き物です。なぜなら、皆さんが悩んでいる内容はどのような内容ですか。果たして、大きなことで悩んでいますか。今、「社会のために、人類のために役に立ちたい」と言う方は少ないと思います。

私は小さい時に「大きくなったら社会や人類の役に立ちたい」と、本当に思った一人です。だから、社会に出て事業をさせて頂いても、何をやっても成功させて下さいました。

事業家時代、飛び込み訪問販売業では四年間、トップクラスにならせて頂きました。しかし、最後は人格が悪くなり、その結果、会社が潰れかけていきました。

人間は自分で自分自身を破壊していっているのです。そういうことにも気づいていないところに、今の人間の弱さがあるのではないかと思います。「こうしたら悪くなる」と知っていて、自分の利のために、欲望のために、愚かなことをしている方が多いと思います。

宇宙は「母」にたとえられます。昔から、宇宙は「母なる宇宙」と言われます。地球は「母なる地球」と言われます。母の教えによって地球が繁栄するということです。しかし、母の教えが間違えば、地球は滅亡するということです。

母親が赤ちゃんにおっぱいを飲ませる時に「お金、お金」と言うと、子供に良くない遺伝子がオープンして、その結果、良くない子供に育つのです。本来、母親が赤ちゃんに与えるミルクは、「愛」でなければいけないのです。では、お金が愛なのでしょうか。違うと思います。

母親は子供に「命が一番大事だよ」と教えないといけないのです。しかし今、命の存在を知らない親が多いから、子供に命の大切さを教えることができないのです。

私は、世界の百八十カ国の方と二十五年間、日数にして二千日以上インドへ滞在して、努力してきました。それも、当時は会社を経営しながらです。

今はインドの本場でも、「お金持ちになりますように」と言いながら、神様に手を合わせる方が増えてきています。体が悪くなったら「神様、体を良くして下さい」と言う方も増えています。今、世界中で「お金が全て」と言う方が増えてきました。

私は昭和十九年生まれですが、戦後の親の教えは二通りありました。「お金が大事」と教える親と、「お金ではない、命が大事だ」と教える親の二通りに分かれたのです。

私の育ての母は「命が一番大事やで。次に人間性が大事やで」と教えてくれました。その育ての母の教えが私の人生を素晴らしいものに変えました。

※内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。